建築費用の内訳を大きく分けますと、「1.本体工事費、2.付帯工事費、3.別途工事費、4.追加工事費、5.諸費用」になります。各項目はインターネットで調べればわかります。
✔本体工事費
本体工事費は名前の通り建物本体の建築費用です。本体工事費の呼び名は標準価格・本体価格なども表現しますが本体工事にかかる費用です。
✔付帯工事費
工事費にかかる費用ですが本体工事をするに欠かせない費用です。これは分かりやすく言いますと建物の周囲1m以上離れた工事費となります。例えば、道路から建物までも給排水工事・ガス配管設備工事がそれに相当します。
✔別途工事費
別途工事のカテゴリーに入るのは、解体工事、敷地調査、地盤調査、家屋調査、地盤改良、ガス・給排水引込み工事、電話工事、冷暖房工事、特注家具工事、照明器具工事、カーテン、置き家具、外構工事、造園工事など。別途工事全体の予算は、一般的には住宅総予算の内1.5〜2割程度といわれています。
設計図ができますと見積書を作成します。工務店側の見積書によりますが別途工事を明確に分ける場合あるいは分けないで工事項目ごとに計算する場合があります。
また、工務店側が標準価格と表示する場合には、それ以外の費用は全て別途工事費になります。例えば天井収納庫・地下収納庫や長期優良住宅・ZEH(ゼロエネルギー住宅)‥‥。等の工事です。
✔追加工事
追加工事とは、工事着工後に建築本体の工事内容が変更となり、その結果、追加となる工事です。例えば、建物外装がモルタル吹付の工事からタイル貼りの工事になる、設備機器の品番が変更になる、あるいは設備の仕様が追加となったり、階数が高くなったりなどした場合に追加となる工事です。
打合せを進めて行く過程で、例えば、出窓の追加・補強工事の追加・給湯機の容量変更・外装材の品番の変更・内装材の見地部材の変更・キッチン設備の変更‥‥・。と追加や変更が出てきます。
✔諸費用
この費用は設計業務・建築工事に間接的にかかる費用です。これは建築業務を進めて行く過程でかかる費用。建築設計に関する、調査費・申請費用‥‥。融資に関する、手数料・保険料・印紙代・登記・保証料‥‥。工事に関する、消費税・印紙代・納付金・式典‥‥。建替えに関する、荷物保管料・引っ越し費用・家賃‥‥。税金や登記に関する、登記料・各税金‥‥。インターネットで調べれば簡単に分かります。 |