建築前は「何からどう始めればいいのか分からなかった」ことが、建築後は「住まいづくりの全体像」を分かるようになります。建築後に「あの時もっと他社と比較すれば良かった」「確認すれば良かった」「質問すれば良かった」‥‥。等いろいろと反省する。しかし建築後では遅いわけです。
建築用語に「鳥瞰図」という言葉があります。これはちょうど鳥が高いところから地上を見おろすように描いた図です。広い空間にあるさまざまな物体の相互関係が分かる図です。
住まいづくりも「鳥瞰図」のように「住まいづくりの実務」を始める前に住まいづくりの「全体像」を把握します。そうしますと、住宅業界や関連の行政機関が分かってきます。何よりも、大局的に思考し総合的に判断・選択ができるようになります。住まいづくりの「全体像」を知っていると知らないとでは建築主側の情報取集や住まいづくりの進め方に大きな違いが出てきます。
|