建築工事/第三者の管理より企業姿勢
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建築工事は建築主側の不安を解消しながら進める
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どこの工務店にも十分な施工施工能力はあります。課題は備わっている施工能力を発揮できるような環境ができているかどうかです。
工事は建築主側が直接管理するわけではありませんが建築主側にも役割があります。建築主側は建築が出来上がっていくにつれて、喜びと不安が出てきます。工務店側は建築主側の不安を解消しながら工事を進めて行くことは必要なことでしょう。
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元請けが下請けに工事を依頼する時は「一括請負禁止」がありいわゆる丸投げが工事を禁止されています。このことに関する法律がいろいろあります。時々「当方は丸投げを工事をやっていないから安い、丸投げ工事をやっていないから手抜き工事がない」という記事を見かけますがそのような工務店があれば行政処分が出ます。
それに「当社には腕の良い大工さんがいますので、シッカリした工事ができる」これも正しくはない。これは少し考えればわかることですが、工事の出来上がりは一人の職人ではなく多くの職人に協力によります、何より、現場監督や工務店の企業姿勢によることが多いのです。
多くの工務店は誠実に施工をしています。なのに「手抜き工事」の不安をあおって工事管理の必要性を主張する建築事務所、あるいは同業者の手抜き事例を挙げて自社を宣伝する。こんなやり方は好ましいことではない。 |
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住まいづくりの施工技術や施工仕様は長年に蓄積され、国家的な開発や技術や法律は工務店側に共通に認識されています。日本の標準化された文化とも言えます。
現場監督は標準化された技術・仕様を理解し経験を積んでいます。また、実際に各職人の方も標準化された技術・仕様で工事をします。
工事金額や工事期間に無理がなければ手抜き工事は行われません。現場監督による職人の手配や段取りで工事は順調に進んでいきます。 |
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きちんとした工事は第3者の管理によって出来不出来が生まれるのではなく、施工業者の住まいづくりへの姿勢によることが大きいと思います。
施工業者が手抜きしようと思えば、第三者がどんなに管理しても手抜き工事は行われますし、住住まいづくりの姿勢が正しければ、誰が管理しようともきちんとした工事が行われます。
現実に、設計士の多くは手抜き工事をしない施工業者だけを監理をする。いわば、最初から監理をする必要のない施工業者を選んでいることが多いのです。 |
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当方の提唱
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建築主側にしてみれば、工事契約をしてしまうとどうしても強く主張できないものです。
特に工事が始めれば疑問や不安があって言えないのです。「角」が立つのではという不安が出てきます。建築主側は建築工事には素人です。それは時には、当たり前のことであても不愉快な印象を与えてしまうことがあります。 |
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現場監督の仕事は職人の手配と工事の段取りだけではありません。建築主が”現場監督の「役割業務」”を理解していれば何を質問していいのか分かってきます。その質問内容が「役割業務」に関することであれば現場監督が精通している自分の仕事でもあるので、普通の対応で回答してくれます。
ところが建築主が「現場監督の役割業務」を理解
していなければ、現場監督が回答できないを質問してしまうこともあります。現場監督にすれば回答できないと思われることは嫌なことですから、回答に苦慮することになってしまいます。
住学教室では、「営業マンの役割業務」・「設計担当者の役割業務」・「現場監督の役割業務」を学びますので建築主は相手に対応した質問をできるようになります。 |
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住まいづくりは建築主・設計者・現場監督の意志疎通と信頼関係が大事です。そのためにはそれぞれの「役割業務」を理解することです。営業マンが契約したからといて営業業務が終わったわけではないし、設計者は設計が終わったからといて設計者の業務が終わったわけではない。
住学教室では、「営業マンの役割業務」・「設計担当者の役割業務」・「現場監督の役割業務」を学びますので、建築主・営業マン・設計担当者・現場監督が協力して工事を進めていける環境が自然に出来上がるのです。 |
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