住宅/大きく分けると3タイプ

 
 
 

建築主側に立って住宅を3タイプに分けて整理する

住宅の分け方はいろいろあります。木造住宅・鉄骨住宅・コンクリート住宅のように構造材で分ける。在来工法・プレファブ工法・2×4工法、伝統工法などの工法別に分ける。和風・洋風・輸入住宅など様式やデザインで分ける。耐震住宅・免震住宅・制震住宅のように耐震構造別に分けるなどいろいろです。

一方、建築主側に立って住宅を3タイプに分けて整理することができます。

 

目次

1.いろんな住宅

1.1.住宅は3タイプ

1.2.住宅比較表

2.当方の提唱

2.1.「条件・要望」を整理する

2.2.「条件・要望」を実現する

 
 

いろんな住宅

●住宅を大きく分けると3タイプ

住宅の分け方は立場によっても変わります。構造を考える方は木造住宅・鉄骨住宅・コンクリート住宅のように構造・工法に分け、建築部材を調達し販売する業者は在来工法・プレファブ工法・2×4工法・伝統工法に分けて取引先に対応するかもしれない。

しかし現実的には、建築主側の立場に立って住宅建築を進めていく場合には下記のように整理する方が分かりやすい。

1.商品住宅(住宅メーカー)
2.注文住宅(工務店)
3.作品住宅(建築家)

 (※注意)「注文住宅」を下記のように定めました。
1.建築主側が主役
2.自由設計である
3.他にないオリジナル性がある
従って、商品住宅は「3.他にないオリジナル性がある」、作品住宅は「1.建築主側が主役」に該当しないことになります。

 

●住宅の比較

 
 

商品住宅

住宅メーカー

住宅商品としては、品質は優れている

×

企画住宅のため、建築主の条件や要望にピッタリとはいかない

注文住宅

工務店

注文住宅の良さで、条件や要望に対応する住宅ができる

×

お金をかけた割には、デザイン面で高級感がない

作品住宅

建築家

設計者の能力を住宅建築に反映することができる

×

建築家の個性が強く、生活者にとっては他人の家の印象

この3タイプで、建築主が主役になって住宅建築を進めていける可能性が高いのは注文住宅です。商品住宅や作品住宅は、結局のところ、商品住宅の主役は建物、作品住宅の主役は建築家になります。しかし現実には、注文住宅でも主役になって住宅建築できるような工務店が少なくなってきています。

理由は、現在の住宅は設計・法律・部材・施工・構造などが建築主の知識では判断できないほど高度化しており、多くの判断や選択を建築関係者に任せることが多くなってきているからです。

 
 
 

当方の提唱

注文住宅には、「お金をかけた割にはデザイン面で高級感がない」「出来不出来は業者側の企業力による」「面倒である」‥‥等のいくつかの短所はあるものの、「建築主側の条件・要望」に即した住宅ができるという特長があります。

生活する家族は各人各様です。注文住宅はその各人各様に対応した生活環境をつくることができます。そのような住宅を実現するには、工務店側に「1.建築主側の条件・要望を整理する、2.建築主側の条件・要望を実現する]という2つの企業力が必要になります。

 

●建築主側の「条件・要望」を整理する

建築主側の「条件・要望」を整理する「書式」はどこの工務店にもあります。インターネットで「住宅計画書」検索すれば多くのモデル書式はいくらでも得ることができます。

注文住宅は各人各様に対応できる特長なので「条件・要望」を整理できる書式も各人各様に対応できるものであれば望ましいわけです。

当方は「条件・要望」を整理するために2つの書式を用意しています。それは「建築企画書」と「建築計画書」です。「建築企画書」は建築計画書を作成するための基本方針書にもなります。「住学教室」では実物をご覧になれます。

 

●建築主側の「条件・要望」を実現する

建築主側の「条件・要望」を整理してもそれを建築できる設計力・施工力が工務店側になければ実現はできないわけです。現在では、多くの工務店は省エネ住宅・耐震住宅・バリアフリー住宅‥‥等、建築主側の「条件・要望」に対応ができます。

背景には工務店側への行政側と民間企業側の技術指導や施工マニュアルの提供等、標準化された仕様書があるからです。その結果、工務店間の技術の差はそれ程ないようにも見えます。

一方標準化できないこともあります。デザイン性の高い住宅・高級感のある住宅・家事労働が楽になる住宅・家族が仲良く暮らす住宅‥‥。これは企業側の設計力によります。

当方では、個人の設計力に頼るのではなくシステム的に設計を進めて行きますので、結果的に建築主側にとって設計の高い住宅を建築することができるようになります。

 
 
 
 

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